同人道(その13)
・2004年(平成16年)・その3〜2005年(平成17年)・その1
・12/29:やってまいりました冬コミですよ。
……もうね、(゚ Д゚ )ウボァーてな感じですよイキナリ。
雪じゃん!
しかも積もってんじゃん!!
なんということだ。誰だ、日頃の心がけの悪いのは?
俺かorz……
――まあ、たって俺は明日だしー。
明日までには止むっつーしー。
今日も家に篭って作業してるしー。
まー関係ないっちゃーないのよねーw
でも寒みーんだよッ。
てなグチ言ってないで、とっとと手を動かす。
今回は、前回からの反省に立ち、スケジュールは余裕を持ってやっている。
だから、みかん星(×)未完成のまま出すようなことにはならない。完成形でGOだ。
……だが、時間があるからといって、細かい気になる部分に手を加えていったのがマズかった。
本番は明日だというのに、この期に及んでまだ未完星人がうろついている。まだHTMLも後書きも書いてねえのに。
ああーそういえば再生産分も焼かないと……展示サンプルもー! いやいやサンプルはとりあえず画像が完成せんことには作れんではないかい。
よー考えたら、パッケージ用のも裏がまだ作れてない……ええい、これはすでに出来ているのを使って先に作っておくだ。
……それで約1時間食う。とりあえず印刷開始。
平行して塗りの残りを……うあああああ、集中が続かねぇぇぇぇぇぇ!
しょうがない、HTMLを作るか……逃避。
すぐ終わる。また塗り。一枚終わるたびに後書きへ逃避。
……「作業」ってのは苦痛だ。工場のラインで締め切りの近い部品を急いで大量に作るのに似ている。
原画や線画を描いてるときはそんなこと思わないんだが、色をつけ始めると途端に効率が落ちる。
くそう、誰ぞ塗り専用要員を探した方がいいんだが、そんな奴いねぇ……orz
……苦難と苦闘、続くこと限りなし。
結局、ここでも作業は翌日持ち越し……死ぬるorz
・12/30:やってまいりました冬コミですよ。(2)
当日。
――晴れたッ!!
やはり日頃の行いがいいと天候も味方してくれるわはっはっは。
でも毎度そこまででヂゴク見てるんですけど……w
朝、やっぱり寝ずに出発。結局毎度寝られねぇ……
CGはスケジュールが印刷屋に左右されないのはいいんだが、前日までが準備です。
もうよそうぜ、そんな強行軍……反省してねえよ全く。教訓がここまで生きないのは、お前個人の特殊能力か? いやいや、単なる欠点だと思われorz
……まあ毎度それは言っても始まらないので、ともかく行く。
出すものは出来たし、とりあえずは良しだ。
今日はオレンジの人wがいてくれるので暇にはならん。てゆーか、他の同人仲間が全滅だったので、結局みんなここに集まることに。
場所は、大通りから一本裏通り。外周が近いから人の流れもそこそこ期待できる。
……準備中、毎度手間がかかり杉なので、早乙女氏に見本提出を頼む。いい加減、展示用スタンドを自作しないとやっていけんか……むうう。
で、戻ってきた早乙女氏が言うには……「(準備会として)表現自主規制基準が変わっているので、毎回見本を出してもらうかもしれない」ってあーた……ただでさえサンプル保管場所に困ってんじゃねーの? 見本が毎回3tだか4tだか出るってーのに、毎回再提出じゃそれが倍に増える可能性だってあるでしょーが。そんなにキャパあるとは思えないんだがねえ。まあ、問題はキャパシティ云々ではないのだろうけどね……なんだか暗雲垂れ込めるって雰囲気だ。
まーそれは今後の問題として、今日は今日で乗り切らねばならない。
開始の拍手で、今日もまたスタートだ。スタートダッシュも相変わらずだが、最近はちょっとダッシュも速度が低下している。モラル向上?というより、別の理由がありそうな気もしないでもない。
もう一人の同行者である萌えちんは、ダーク買出し部隊の一員としてとっとと出陣。
スタートから30分ほどは、ほとんど外周へ走るので、こちらは準備の続きをやっていても大丈夫だ。たまーにサークルで来てる人が買いにきてくれたりする。俺も近くに見知ったとこがあれば行くからねー。最近はカタログを買わないこともあるので、誰かが持ってきてくれるのを待って回るんだけどw
小一時間が経過すると、もうかなり前も混雑。数年前は、俺もこんな波の中を掻き分けて泳いでいたなあ……としみじみ見てたり。最近は自前以外でも他に便乗したりでサークルで入るので、一般列ではいることもなくなったが、初日の雪は辛かっただろうな、と……w。
新作はポロポロ出て行く。今回は当日までの作業に気を取られて、持ってくる物を絞ってしまったため、あんまりタイトル数がない。もう少し以前のを揃えておくべきだったか……今更言うても仕方ないが。
それにつけても、既製品をスタンドとして利用するのはどーも具合が悪い。使い勝手が悪いのだ。
金があれば、ハンズでアクリル板加工とかしてもらって、組み立てスタンドを作ってもらいたいところだが、設計図起こさなくちゃいかんしなー。加工が楽なら、同人用にスタンド作って売ってもいいぐらいなのだが、世の中そうそう甘くはない。
せめて電動旋盤とかグラインダとか電動ドリルとかがないと、ちぃと加工にてこずるなぁ……ドリルはともかく、旋盤は個人で買う設備じゃねえよ。
――結局みんなここに集まるので、挨拶回りが今回は楽。てゆーかほとんど出てる暇もなかったんだけど。
いやーでも、マヂに展示スタンド欲しい。組み立て式で、コンパクトで、楽に組み上がるやつ。CDにも本にも対応できて、パーツの組み方でほとんどの同人アイテムに対応できるようなの。
いや、ほんとマジにねぇ……基本的なアイディアは簡単な設計図まであるんだけど、なかなか実際に作るとなると、時間かかるし、アクリル板も安くないし。
いっぺん真面目に作ってみるかな……
……てなこと考えたりダベリングしてると、あっという間に終了ですー。
なんか最近は、初めてコミケ出たころの勢いっつーか熱意がやや冷めてきたなあ、と感じます。慣れてきたせいで、準備はそこそこテンション上がるんだけど、当日になると「いつものこと」って感じるようになってきてます。それはお前、寝てないから記憶にないだけじゃないのか。そうかもしれませんw
帰りは毎度、人の流れを避けて、5時ぐらいまで待機。疲れてるし、買出し品の引渡し精算とかもあるしね。
……で、そろそろ、合同企画第二弾の話が浮上している。いや、前からあるにはあるんだけど、「そろそろ真面目にやろーぜ」ということにもなりまして。
あたくしのところはCGメインですが、この企画はオフ本となります。最近漫画ってあんまり描いてないんで辛いんですがw
そろそろリハビリ兼ねて漫画描くか……うん。来年はもう少し漫画描こう。よし、目標できた。
でもいつから俺はCG屋方面になったんだろうな……まあそれはそれでいいけど。
・2005年!
・1/23:サンクリ〜ファイトォ!
……なんて力の入るほどのことではございませんがw
とりあえず、新年一発目だから新作を!と意気込んでたわけでございますよ。
今回のお題は「拡張」ってわけですが……ただまあ、そこらの「拡張好き」の方々から見ればまだあまーいレベルでしょうな……明らかにそう思うw
まぁそれはそれとして、うちとしては初めての路線なんで、今後の方向性を見るためにいくつか試してみたいパターンはあるにはある。今回はその一つなのだ。
ただまぁ……後書きにも書いたことですが、パターン作るのは楽じゃねぇよってことは判りましたw
てゆーか、判りそうなもんだけどね、やる前に。いや、やる前にはわかんなかったからやったんだけどさ。
……で、後になって解るんですが。
これ、意外と評判いいみたいなんですな。いやまあ、手間かかってるっていえばかかってるんですが……パターンを多数入れるっていうのはOKなんかな? まあ他のドジン屋さんの見てると、少なからずパターンいれて増量wしてるのは見受けられるし。汁ぶっかけとかさ。ネコマンマかw
まあウチでもパターンは多少入れたりしてはいましたが、そんなに多数のパターンは作ったことがございませんで。今まではせいぜい中出しとか脱ぎパターンとか、その程度で。
これでプラス文章的にえろえろ〜ンであれば一層よろしいのでしょうが、それが出来てないのは才能の限界なのかorz ←ただの努力不足です。
もっとがんばりましょう。
・3/21:コミケSP〜合同企画
はいもうコミケSPです。24時間営業です。投げ遣りだな。
実は申込み忘れorz……いやいやそれを言っても始まらんし。先週のサンクリも、これを当てこんで行ってないし。
てなわけで、午後の部に委託で潜入。ちくそう、自前で出てりゃ……と今更思うナリよ。
↑のサンクリで出した「拡張少女」持っていきました。なんだかやっぱり好評な感じで。うーん。思案どころだ。
今回は4時開始の9時〆なので、時間帯がいつもと違って変。外が暗いのにバカ騒ぎしてるのも、いつもにはない雰囲気。
なんだか昔行ったSF大会を思い出す。長野でやった「やねこん」に参加したことがあるのだが、山間部の人里から隔離されたホテルで缶詰状態で、夜通しバカ騒ぎ。あれはあれで楽しかった。
まあ、夏冬のコミケも、二日三日とやるから、ある意味各自でぶっ通しで祭気分なんだろうけど。
さて、またも合同企画の話が持ち上がりました。
5月のコミティアに向けて出せないか?というペースで去年の年末からきてましたが、今これから5月のアレを目指すのはどーよ?ということで……8月のコミティア目標でやらまいかってことに話が進んでますがえぇえーーー?
だいじょぶかな……前は「ガド」っていう共通テーマで同調してたから比較的早かったけど、今度はオリジナルっすよ? また妙な感じで議論が沸騰しそうだ……大丈夫かな。特に俺w
・4/24:レヴォよさらば
……コミックレヴォリューション37。名実共に、ラスト・レヴォです。サークル参加は成りませんでしたが、久々に一般で行ってきました。列に並ぶのも久しぶり。
私が初めてこれに参加したのが、おそらく12の頃。12歳ではなく、レヴォ12の頃。解ってるよそんなこたー。
コミケには晴海時代から行ってはいましたが、その他のイベントに行くようになったのは、関東圏へ来てからのこと。コミティア、パソケット、(まだ当時はコミケみたいだった)シティ、そしてレヴォ。サンクリはまだありませんでした。
あの当時は、レヴォがなくなるなどと、思ってもみませんでしたが……20を超えたあたりで、「いつ止めるか」という話は出てたらしいですな。当初思っていた展開と違い、コミケ三日目の東館を濃縮したようなw雰囲気が、主催者の開始思惑と違っていたということもあったそうで……しかし、そんな内情を知っているのはイベンターサイドの方で、サークルや一般にはほとんどそういう意見が伝わってきていなかったため、えらく突然の発表に思えました。
30を過ぎてビッグサイトで開催してみたり、サンシャインだけではなく一層拡大していくんかな?とか思っていただけに、残念というほかありません。
今後はサンクリが代替イベントとして春・秋の主力?になるといわれています。他のイベントが別途拡大して、その地位に新しくついてくれれば、それはそれでいいとも思いますが、現実サンシャイン最大級のイベントだったレヴォの代理はなかなか難しいでしょう。オールジャンルならOK、秋にサンシャインでやればOK、というものでもありませんし。
とりあえず、サンクリが受け皿として機能するかどうかはまだ解りませんが、サンクリの母体はコミケの下部組織ですので、イベントの仕切りについてはまあ手馴れてはいるでしょう。
春と秋のサンクリは拡大したり時期をずらしたりして、レヴォの穴を埋める方向にいくとか言われていますが……秋はともかく、春はちょっと難しいかも? GW中はどうせ、シティやコミティア他、中小のイベントもあちこちでやってることだし、前半は遊ぶ時間や制作期間として空けておいてもらうのも、サークルにとってはいいかもしれんとはおもいますw
ともかく、レヴォのスタッフ一同様、お疲れでした。
・6/19:さんくり、そして合同企画が……
今回はサンクリのことは適当に……いや、新作落としたしorz
コミケも落ちたしorz
ほんともう、いやんまいっちんぐ(古、なんすよ……orz
まあ、レヴォがなくなったんで、春と秋のサンクリは拡大+全員受付、って体制にできるだけしようってことになったみたいなんで、秋のは書類不備でない限りオケーっぽいんですが。
当然率は限りなく100%にしようと努力はしてるよーですけど。
来年からは10月イベントかな。
それはそれとして。
合同企画が動き始めましたよ((((((;゚Д゚))))))……なんでガクブルなんすか?
いやーだってさ、誰も仕切る奴がいないんだもん。
んで、5月に打ち合わせと称して、わざわざ集結したわけですよ。集まった人間は、わし、萌えちん、七海氏、六条氏、そして参加未定だが早乙女氏、参加はしないけど和人氏。
で、参加者は全員、描く人間なのよ。仕切り専門の、編集専任がいないのよ〜。
だから、「合意」の上でなくちゃ、なんにも決まらんのですわ。
全員が全員、趣味も違えば活動ジャンルも違うし、やり方も違う。それを統一するために、今までも集まる機会を見つけては話し合いの場を持ったりしてきたが……その席が常に飲み会だったのがいかんかったw
そんなの、飲みの席で何か決めようたって、決まるわけねーじゃん。全員解ってるんだけど、そこしか集まる機会がないってんで……まあ、先行して、アルコール抜きで話し合いをしたわけですよ。
……大枠は決まりますた。詳細は上がった本を見れば解るとして。
……目標、コミケ直後のティアですか!?
いやーん。
……否も応もありません。11月まで延ばしても変わらんとはいえ……コミケはさむスケジューリングも無理がありませんか?
まあ、大半コミケ落ちしたっていうのが決め手ですけどね。萌えちんだけだな、苦しむのは(※苦しんでます)。
でもまだ、実際の作業では一人ならサクサク決まることも、多人数だと確認とか申し合わせとか、色々面倒なのよ……大丈夫かねー。
最終的には「大丈夫」にしなきゃならんのだけど。
どうなるのかねえ……
・8/12-14:毎度おなじみ夏祭り。
はいはいはいはいやってきました毎年恒例夏祭りー。
んでまた花火大会が毎年被るんだよ……イヤガラセとしか思えねー。この盆の時期にやるんじゃねーよ。まぁね、パンピーから見たら「ヲタキモウゼー」とか言われそうですがw
今年は落ちたもんですから、やるこたー売り子と自前のコピー誌制作とか。またも当日折ですよ。
えー、ちょっと今回は気の迷いも手伝いまして、コピー誌はきょにう本とか……
気の迷いかどうかはまあタイトルを見れば解るとw
しかもなんだか結構厚めのコピー誌ですよ?
……はいはい、また遅刻寸前です。徹夜明けでコピーとかしたもんですから。
猿以下なので反省もしてませんw
反省してたらもっと早く来るわな。
てことで、スペース主の萌えちんとはスペースで合流。コピー誌折始めようと思ったところ……
「あ、俺のも折っといて並べといて」……だッ! 俺は自分のがあるっちうに!w
なんでかといえば野郎、開始早々外回りですよw
しゃーないので、こっちはスペースで黙々とコピー誌を折って折って折って折って……時々ホチキス製本。ええい失敗するなッ。
開始と同時に、近場へ頼まれ物のコピー誌を買い出した後、スペースに居座り一般対応と延々続くコピー誌との格闘。うーんうーん、終わんねー……一冊14Pなんでなかなか一冊が完成しねーよー。
つっても、今回は間借りだし、最近ちとサボり気味だったこともあって、忘れられかけてんなぁ……一部の常連さんが顔を見せるも、告知が遅かったこともあって知られてないクサい。まあ、今回は仕方あるまいか……。
それはともかくとして、萌えちん帰ってこねー。行ったきり帰らない行き男。
……帰ってきやがったのは二時近くですよ。
いやね、確かに俺間借りしてるし、誰か店番してなきゃいかんのだけど……途中いっぺんぐらい帰ってこいやッ。
その時間になると、打ち上げ合流組がぼちぼち現れる。周囲にも早期撤退スペースが目立つようになってきて、流石に人の密度も減ってくる……夏場なのに半分曇りだったり、最近雨模様だったりしてるので、午後の暑さもそれほど感じない。「蒸し暑くて死むー」とか言ってるのは冷房病だ。うちでは夏は暖房、冬は冷房、なーんだ?状態なので、この程度の暑さはどーってことない。風が通る分心地よいぐらいだ。
そんなこんなで、コピー誌もそろそろストックができたので折るのをやめる。四時間も折ってると疲れるがな。
そろそろ外回りでお疲れの連中も三々五々集まり始め、そのままだらりだらりとダベリモード。
まあ、そんなこんなで……今年の夏はまたもダラダラ〜っと終わってしまいますた。
大体、帰りは混雑するのが判っているので、いつも帰りは一時間ほど会場付近でだらだらと買出し品の配分や精算をしながら、人が減るのを待つ。どうせ山の手沿線へ出て打ち上げなので、少し時間を置いてからでないと、行っても店が開いてない。
早乙女氏は、昭和30年代の田舎村長のような出で立ちで、夕暮れに扇子で涼をとる姿は、もうすっかり下町の親父であるw
・8/28:こみてあー
さてさて……夏の本番はコミティアなんですよ。
例の合同誌、「ZWAI」が今日発行です。
タイトルはご覧のとおり、ドイツ語の「2」=「ZWEI」と間違える方もいらっしゃいましたが、読み方は「ずわい」ですw
内容は揉めまくりましたが、オリジナルってことで、まあ今回はかなり自由に……って内容になりました。
表紙もあたくしが今回担当しました。てゆーか、もう一人の担当が上げてなかったwので、念のために用意しておいた表裏双方のを使うことにしたとです。
えーまあ、今回は「たらば」名義で申し込みました。でもあっしが申込代表ですw
で、ブツがこれだけってわけにもいかんので、みんななんかもってらっしゃいーって言ったんですが、結局うちのばっかりでさw
これじゃあれやん、うちのサークルで申し込んで委託形式で出したほうが早かったん違うだろうか。どうせ時々ティア出てるんだし。
まあ今更言うてもしゃーないの。
……ま、結果に関しては特に言いません。
相応といえば相応なんでしょう。
まあ書店委託もしますんで、そっちの方でいくらか出てくれれば……。
それよりも、今回のは編集ですよ。
編集の段階で一週間前、しかも土曜から月曜までかかって。本当は日曜には上がって、月曜にはのんびり入稿のはずだったのにねー。
原稿は上げてこいっつったろうがッ!
まったく……当日までタイトルも決まってないってどうよ?
だから月曜までかかるんじゃないか……しかも入稿役、俺なんですけど?
月曜朝は半ば徹夜で入稿して、しかも表紙の裏表間違ってて、直して再入稿……勘弁してもう。いや俺のせいなんですけどね。
今回の反省は、次回に生かすことになりましたが、果たしてどう生かせるか生かせるのか……
・9/18:さんくり29
さんくりです。
いつものさんくりです。
……さすがにね、コミケから二・三週間ごとにイベント出るってのはどうかと思ったよ。
いやね、本当はここにいっちょ新作のひとつもかましたいところだけど、今回はどーにも気力が出ない。
なので、コピー誌のみです。一応、新作が「拡張少女」の続きってことで、そのプレビュー版みたいなのにしといたけどね。
どもね、このところイベントもマンネリ化してきたっていうか、最初の頃にやったことの刺激が少なくなった気がする。
一般の側も、ショップが出来たことでイベントへ行かずとも同人誌が容易く手に入るようになってきたり、イベントへ来てもなんか行動パターンが以前とは違うというか。
私がイベントに一般で参加しはじめたときは、まだコミケが晴海でやっていた頃。同人ショップなんでものは、まだ存在していなかった時代。
あの頃はまだインターネットも一般化されておらず、もっぱらエロPC/エロ漫画雑誌が情報源だった。それらのモノクロページの1コーナーから些細な情報を頼りにイベントへ出かけ、そこから次の情報を得て行動範囲を拡大していくしかなかった。
目当てのサークルを発見するにしても、当日カタログを買うまでは行ってみないと判らなかったこともしばしば。
それが今では、1・2クリックで大体のことがわかる。
情報を得るのに手間がかからないから、情報に対する価値が低下するのだろう。
自分が苦労して得た情報なら、もっと大切にされるだろうが、今は情報に対して苦労することが少ない。しかも大量にある。
買い手からすれば、便利なことこの上ないが、発信する側にとっては、数が増えるだけで自分の価値が相対的に低下するわけで、そこで価値を高めるべく努力しないものは淘汰されていくしかない。
大量生産・大量消費の中で生き残るのはほんの少し……という時代になんともマッチした状況ではないか。
そんな状況がいいか悪いかはともかく、その中で尖っていくには、自分のアイデンティティを確立し、オリジナリティをより良く強調していかねばならない。
それができなければ、結局は「One of them」で終わってしまう。
やはり、こういった活動をしている以上は、オンリーワンを目指さなくてはいけないと思う。成功できるか出来ないかは別として、それを目指すべく努力することには意味があるはずである。
その努力こそが、ヲタになってしまった自分の社会での価値を高めることでもあり、ここで高めた一芸は、いずれ身を助けることにもなるかもしれない。
楽観的観測はともかくとして、努力するからには成功を望まないわけではない。
問題は、今のレベルから抜きん出るためにどうするか、という点であって……それが見つかり、自分で実行できるものならどうということはないが、そうそう簡単に出来ることでないとなると、これまた難しい。
一枚一枚、薄皮を貼り付けるように……という積み重ねは、十分な厚みを持つには時間がかかる。
今となっては、その時間すらも惜しい。
まあ、今は若造の頃よりも効率的に技術を会得する方法も心得てきたと思うのだが、若造の頃ほど吸収率がいいわけではない。
それを変えるのは、腕に対する欲望の強さ……だろうか。
そんなことを考えながら、次のイベントの準備を進めるだけである。
・10/9-10:「たらば合宿」
「たらば」のためにその一。
次の企画のための合宿が行われた。
合宿と言っても、七海氏の自宅(前回編集で集合した)に集合し、ダベりながらついでに次の方針を決定、というもの。
メンバーは、描き手の4人+イベント仲間の和人氏の合計5人、全員男!w
祝日も交えての合宿だが、なんだか天気予報は10日雨らしい。しかも何だ、来週もかッ! 来週はぷにケがあるっちゅーねん!
……で、とりあえずK市にある七海氏宅へお邪魔する。うちからはちと遠い。到着は午後7時を回った頃。
詳細はとばして、深夜に「第四回ぐらい・たらば編集会議」が始まった。
とりあえず、全員の反省点や要望を聴取して、次回に生かそうということだったが……意外とあっさり、方針は決定した。
もめるオリジナルではなく、それなりに売れるパロでいこうという路線が、あっさりと全員に承認されたのである。
……まあ、これは実際に会議をしてた4人中3人がこの意見を持っていたため、そうなるのはまあ自然というか必然だったかもしれない。
そのため、もっと紛糾するかと思った会議は30分ほどで終了。あとはフィギュアの品評会になったり、ゲーム大会みたいになってしまった……w
で、今後の方針。
・パロ(ほぼエロ、R15以上必須)
・売れるネタを選ぶ
・時期は応相談、半年に一冊ペースぐらい
まあ大体そんなところ。
とりあえず、次回は……それは秘密。
10日は予報どおり雨の一日だったのよFuckYou。
・10/16:ぷにケット
年後半のぷにケでございます。
で、今回は新作もなし……やっぱりやる気出ねー時は無理がある。
コピー誌ぐらいならささっとできるんだけど、今回はそれをやらずに、新作を前日まで手がけてたんです。
でも間に合わず……orz
結局、コピー誌創る時間もなくなったですよ。
これならもう少し早いうちにコピー誌に着手しとくべきだったかな……まあどっちにせよ、新作CGも出しとかないといかんしね。
だから今回は、ほんとに新作なしで臨みました。
……でね、意外と小さいと思ってたぷにケなんですが、最近妙に拡大傾向にあるみたいで、300SPの募集に対して、400ぐらい来てるんです。ざっとスペース数えても、明らかに300以上ある。
まあ、盛況なのはいいとして……俺が出たここ4回、ほとんど曇りから雨なんですが、なんか恨みでもあるんですが。
しかもですね、今回はサークルチケット忘れたんですよorz
途中で帰って取りに行こうかと思ったけど再発行があるし、どうせ今日は一人なので自分だけ入れればよしと割り切って、そのままGO。
で、駅を出ると雨なのよ……orz
もうふざけんなと。
まあ雨の用意はしてきたんで、問題はなかったんですがね。
イベント自体は、毎度またりと始まり、またりと進む感じで、楽ーにやれる。コミティアに似た感じではあるが、全体に「ろ」の色なので、違和感なくやれるのはいいことである。
で、今回は半分ぐらい、ディスプレイスタンドについてまた考えていた。
百均ショップで手に入るモノで、組み立てればなんとかなりそうなものが見つかったからである。
今回は時間がなくて組むところまではいかなかったが、帰ったら早速用意して組んでみよう。
いやあ、なんかこういう立体物は目線変わって面白いんで好きなんだけどね。
考えているのは、本用、CD用、その双方汎用の三つであるが、ついでに「コインラック」も。
百均で揃うもので直接やってもいいのだが、それでは実際の現場では微妙に使いづらいことがある。現場のニーズにはあってないのだ。
まあ、元々オフィス用品なので、それらは持ち運んで使うことは考慮されてない。持ち運んで使うためには、軽い素材でコンパクトに折り畳めて、しかも安いことが必須になる。
となると、どうしてもこれ専用のスタンドを開発せねばならんのですよ。
もちろん、渋谷や池袋ハンズとか見て回りました。もしかしたら、組み立て式の都合のいいスタンドがあるんじゃないかと。
ありませんでしたorz
そりゃまあ、あったら誰か使ってるわな……こういう想定の範囲内はいりません。
もうね、ドイツもオランダも固定式のしかないんですよ。かさばる。重い。
仕方ないので、自分で創ることにします。
強度的にはアクリル板がいいんだけど、加工しにくいんだよ。工具揃ってないし。電動ノコぐらい買ってこねーと。万力も欲しいのう。
厚い発砲ウレタン板とかあったな……とりあえずそれだ。
このテのラックには、皆さん苦労してる様子。コミティアのカタログのサークルの声にも、「同人で使えるB5展示スタンドがなぜないッ!」と憤懣やるかたなしというか怒り心頭というか、いやそこまで怒ってへんよ?
ですからまあ、それはなんとかしたらええんちゃうん俺?
ええ? 俺がぁ?
……まあ、しますけどね。こういう工作って好きだしw
ちゅことで、冬の便りを待ちながら、スタンド使いの道を目指そう!
なんか違うよスタンド使い。
まだまだ続くよ。
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