「児童ポルノ禁止法案改悪」とか「非実在青少年関連条例」とかの規制反対関連活動とその経過

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「児童ポルノ禁止法」改定案への反対声明 全国同人誌即売会連絡会(2013/5/31)

全国同人誌即売会連絡会より、「児童ポルノ禁止法」改定案への反対声明が発表され、毎年夏・冬に開催される日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット」を運営するコミックマーケット準備会もこの反対声明にたいして全面的に賛同する旨を発表した。

2013年5月29日に国会に「児童ポルノ禁止法」の改定案が提出されたことを受けての今回の発表となった。
今回の改正案では、写真やデジタル画像など児童ポルノの所持を禁止する「単純所持の禁止」を導入。漫画やアニメ、CGなどと性犯罪などとの関連性を「調査研究」するよう政府に求め、施行から3年後に「必要な措置」をとるとしている。

既に、日本漫画家協会、日本雑誌協会、日本書籍出版協会からも声明が出ており、同人誌即売会の連絡組織である全国同人誌即売会連絡会でも、「児童ポルノ禁止法」改定案への反対声明」を発表した。

声明全文は次の通り。

■「児童ポルノ禁止法」改定案への反対声明
2013年5月29日 全国同人誌即売会連絡会
 全国同人誌即売会連絡会は、「児童ポルノ禁止法」の主旨である児童の福祉と安全の確保・促進に対して、異議はまったくありません。しかしながら、5月29日に自民党・公明党・日本維新の会により国会に提出された「児童ポルノ禁止法」改定案において、児童の保護をうたいながらも、児童を含む日本国民の社会生活と自由を脅かす要素が包含されていることに際し、この度声明を発表します。

 山田太郎参議院議員のWebサイトに掲載された資料(http://taroyamada.jp/wp-content/uploads/2013/04/jipo.pdf)によりますと、今回の改定案については、2011年に提出されなかった自民・公明案にさらに修正を加えたものですが、基本的な問題点は、このときのものと大きく変わっていません。

 児童ポルノ問題は単純に見えて、日本の法整備において一般にはわかりにくい論点が含まれています。以下、当連絡会が認識している問題点を提示します。

○ 単純所持違法化に関する問題点
 改定の主たる目的とされている児童ポルノの単純所持違法化については、落合洋司弁護士などが指摘するように、「不公平な捜査や偏った捜査が行われたり、捜査権が濫用されたり、捜査の過程で収集された証拠が誤って評価されたりして、冤罪を生む危険性」(http://www.bengo4.com/topics/218/)が懸念されています。後述する「児童ポルノの定義が広すぎてわかりにくい」という現行法の問題点と併せて考えると、この危険性は一層高まるおそれがあります。
 
○ 表現規制に直結する「附則」に関する問題点
 特に同人誌界を含むコンテンツ業界全般への影響が大きいと思われるのは「政府は、児童ポルノに類する漫画等(漫画、アニメ、CG、擬似児童ポルノ等を言う。)と児童の権利を侵害する行為との関連性に関する調査研究を推進する」という附則が盛り込まれていることです。「児童ポルノに類する漫画等」「関連性に関する調査研究」という文言が既に「結論ありき」と言わざるを得ません。

【法の目的を逸脱した「レッテル」としての括り】
 そもそも、児童の権利を擁護するという児童ポルノ禁止法の目的からすれば、実在の児童の権利を侵害しない創作物(フィクション)を対象外としている現行規定には合理性があります。にもかかわらず、調査研究の対象とはいえ、今回の改定案が敢えて「児童ポルノに類する漫画等」という括りを設定し、特定の表現を含む創作物に対し「児童の権利を侵害する行為との関連性」というようなレッテルを貼ることは、先々の表現規制に向けた「手段としての改定」なのではないかとの強い疑念に直結します。

 過去の児童ポルノ禁止法改定の際も再三議論されたように、規制の対象となると思われる漫画・アニメーションの受容と、児童の権利を侵害するような行為の関連性は、メディア効果に関する研究潮流では、既に否定されている仮説です。ということは、この論点について「調査研究」することには意味がなく、規制を推進するための瑣末な「証拠作り」につながることを強く懸念します。

【曖昧な「児童ポルノに類する漫画等」という概念】
 加えて、「児童ポルノ」の現行法上の定義は非常に広範囲かつ曖昧です。現行法を踏まえると、今回の改定案において調査研究の対象となる「児童ポルノに類する漫画等」とは、18歳未満と認知できるキャラクターを含む作品において「1)性交又は性交類似行為、2)性欲を興奮させ又は刺激するような児童の性器等への接触又は児童による他人の性器等の接触、3)性欲を興奮させ又は刺激する衣服の全部又は一部を着けない姿態」のいずれかを含む作品、ということになるでしょう(現行法2条3項)。

 これは、例えば「東京都青少年の健全な育成に関する条例」における不健全図書指定の規定「著しく性的感情を刺激するもの、性交又は性交類似行為を『不当に賛美し又は不当に誇張するように描写又は表現したもの』のうち、『著しく社会規範に反する性交・性交類似行為を著しく不当に賛美し、又は著しく不当に誇張するように描写又は表現しているもの』」等に比べても、はるかに対象が広範囲かつ曖昧なものとなります。

【日本のコンテンツ文化・産業に対する悪影響】
 現状において表現の自由の範疇に含まれている創作物(猥褻ではないが、「児童ポルノに類する漫画等」という概念に抵触する作品)に対して、政府が「児童ポルノに類する漫画等」というレッテルを貼ること、そして、その定義の広範囲かつ曖昧さは、「関連性に関する調査研究」の期間においても、同人誌界のみならず、コンテンツ産業全般に対して過剰な自主規制、萎縮効果をもたらすことは間違いないでしょう。事実既に、法案提出前からそうした動きも生まれはじめています。

 我が国における、マンガ・アニメ・ゲーム等のコンテンツ文化の豊かさは、商業ベースの裾野が広大であることもさることながら、同人誌に代表される個人の表現における裾野の広さも一翼となり、これらが渾然一体となって生み出される表現の多様性によってもたらされています。その基盤となるのは、自由な表現に他なりません。過剰な自主規制、萎縮効果だけでも日本のコンテンツ文化に与えるダメージは深く、ましてや法律による規制が実際に行われた場合の影響ははかり知れません。

 以上のことから、全国同人誌即売会連絡会は、現在提出が予定されている「児童ポルノ禁止法」の改定案に反対いたします。

 現在、政府は一方で「クール・ジャパン」政策を改めて推進しています。しかしながら、今回の改定とその後に予想される状況は、まさしく「角を矯めて牛を殺す」ことになります。また、こうした表現規制ではなく、「児童ポルノ禁止法」の設立の趣旨に立ち戻り、被害者である児童の保護、ケアのための施策がより一層充実されることを希望するものです。国会議員の皆さんの冷静なるご判断をお願いします。

(本問題に関して参考となるサイト)
自民党・公明党・日本維新の会による改定案(PDF)

参議院議員 山田太郎 オフィシャル Web サイト

「児童ポルノ」単純所持禁止の問題点 「元検事」落合洋司弁護士が指摘

「漫画・アニメ」も視野に入れた「児童ポルノ禁止法改正案」の問題点とは?

児童ポルノ禁止法改定の真の目的は何か? 単純所持禁止、マンガ・アニメ「調査研究」への懸念

コミックマーケット準備会でも、全国同人誌即売会連絡会の声明、日本漫画家協会の声明、日本雑誌協会・日本書籍出版協会の声明、いずれに対しても強い支持を表明。
それと同時に、現実に被害者が存在する児童虐待、児童の性的搾取に立ち向かう取り組みを支持することも合わせて表明している。


全国同人誌即売会連絡会「児童ポルノ禁止法」改定案への反対声明
コミックマーケット準備会「児童ポルノ禁止法案」に対する意見表明



・東京都条例・非実在青少年関係まとめ(2010/5/4)

「非実在青少年」問題とは何なのか、そしてどこがどのように問題なのか?まとめ(GIGAZINE)
番外その22:東京都青少年保護条例改正案全文の転載(無名の一知財政策ウォッチャーの独言)

 えーと、まあしばし放置していた間に、また規制派が……と思いきや、東京都の条例がこんなことを言い出しまして。
 4月の時点では漫画家たちの反対やら何やらで「6月に持ち越し」となりましたが、東京都という最大の地方市場、そして大手出版社が集中する東京での規制は、全国に大きな影響を与えます。
 基本的には、「販売店の店頭での取扱いの問題」であるはずなのに、なぜ描き手の方から規制させようとするのか?
 まあこれは政治的な話で、政治的に小さな力しか持たない出版やらアニメ業界などよりも、政治的に巨大な影響力をもつ「コンビニ業界」とかが一番関わる話です。
 コンビニ業界は、雑誌が少なからず集客アイテムとして重要です。そして同時に、「エロ関係」の雑誌が、どこにでも必ず置いてあります。これがコンビニにおける、タバコや酒と並ぶ最強の集客アイテムの一つです。
 で、ここでなんでゾーニングせぇへんの?って話が出てくるわけですが。
 エロ雑誌が店頭で気軽に手に取れないと、コンビニの売上は2割から最大3割は落ちる可能性がある、とまで言われます。売上が恒常的にではないにせよ、年単位で2割下がったら、コンビニは大打撃です。各店舗も必ずしも成績は芳しくないこのご時世、2割落ちたら4割ぐらいは閉店せざるをえないでしょう。
 数兆円規模のコンビニ市場が一気に縮小したら、日本の財政にも悪影響が出ます。

 ……そこで、政治力の行使です。
 コンビニ業界は、「(自分のところの売上が急激に落ちるような)悪政は許さない!」というスタンスになります。それは同様に負担を強いられる書店も同じでしょう。
 ここで業界的には、こう考えます――「じゃ、俺らがゾーニングしなくて済むように、売るものの中身規制させたらよくね?」って。
 それで生まれたのが、これではないかと考えられます。
 そもそも、エロ関係には常に一定数の規制推進派がいます。特に女性団体はエロが大嫌いですね。「女性の人権を踏みにじる」とか主張しています。
 規制派も主張するだけなら自由にやってもらって構わないんですが、女性団体に限らず、規制推進派はことごとく、規制された後の悪影響についての考慮やフォローがまったくなっていませんで……自分たちの主張が通ればそれでいいという、現民主政権と同じお花畑なのが多いので、最低でもそこらへんの代替案を用意して主張を展開してもらいたいものです。
 ……話がそれましたが、コンビニ業界が、このお花畑な連中を利用して(ほんとに金さえ出せば利用しやすいんですよあの連中は。緑豆や海犬と同じです)、大本の規制を推進したとしても、おかしくはないわけです。
 そして結局、規制は売る側に負担がなく、作る側に全て責任と規制をおっかぶせる形で進みました。この結果から逆算すれば、大体原因はどこらへんにあるか、想像はつくのです。
 単なる一業界の都合で他が犠牲にされる、というのはまあ実際にはよくある話ですが、「売上が下がる」とかいうロクでもない理由だけで、もっと大事な「表現の自由を侵害する」ようなことがあってはならないわけです。極論ですが、それこそ「人権侵害」にあたるのではないかと。アメリカなら訴訟で業界から100億は取れるネタですw

 まあ私らもコンビには利用しているのですが、別にコンビニはなければないで生活は困りはしません。生まれたときからコンビニがある若い連中は死ぬかもしれませんが、その程度で死ぬようなら生きていく資格はないでしょう。ひ弱すぎます。
 日本はアメリカほどではないにせよ、「金が最優先」な社会です。そして政治も「金が全て」です。つまりは金を持っていて政治を動かせる奴が正しい、そして声が大きければ尚更正しいことになってしまう社会です。
 少なくとも、対抗するための声は上げなければ、金の力には対抗できません。
 この6月の規制検討を「ゾーニングの話」にもっていくためには、反対するなら金をくれ声を出せってことですね。
 とはいえ、人集めてデモをやれってだけではなく、できることをやる、それだけでも違うってことです。誰かがやってる署名活動に署名する、規制推進/反対政治家や担当省庁のメールフォームに(まっとうな文体でまっとうな)主張・反対意見を書いて送る、それだけでもいいんです。それだけでも、数が集まれば大きな力を持ちます。
 まあ、奇しくも次の参院選からはネットでの選挙活動が可能になるかもしれません。ここでネットを通じて各選挙区の議員に直接意見をぶつけるもよし、まずは手軽にできそうなところからなんかやっていくことが、規制反対の意思を示すことになります。

 結局のところ、国民が最も望むのは、国民にとって最も良い政治が行われることで、特定業界が損をしないために他の業界を犠牲にすることではないんです。


・児童ポルノ改正案、参議院本会議にて成立(2004/8/1)
去る6月11日に児童ポルノ改正案が参議院本会議にて可決、成立しました。
結論からいいますと、創作物(マンガ、アニメ、ゲーム)規制、単純所持(ただ持っているだけ)規制は回避されました!
----------------------------------------------------------------------------------------- <緊急アピール!より引用>

 ええと、まあ長いこと空いてしまいましたが(汗)……
 結局のところ、今回の「改悪」は通らなかった、ということで決着ですな。
 とりあえすは良し、とはいえますが、規制派は「気に入らないものは全部規制」という考え方ですから、どないもこないもなりません。
 我々としては、そういう意味のない感情的・盲目的な規制に対しては、理詰めで反対していくのが最も有効であると理解しています。一部では「半島人を相手にするように、ソースを用意して戦え」なんて言われているのも目にしたことがありますが、その通りです。相手は「理由なき規制」ですので、論破するのはソースさえあれば比較的簡単です(敵が年金法案みたいに数の論理で押し切ろうとしなければ、ですが……)。

 当面は我々の活動が阻害されることはなくなりました。3年後の見直しまでは、少しまたりモードでいきまして、それまでに活動が消滅してしまうのではなく、活動を継続・拡大していくことが、メディア規制に反対する力となるわけです。まさに「継続は力なり」です。
 同人活動でも同じことが言えるわけですから、常に考えつづけていくことが継続であり、力となることだと思います。

 さて、ただ色々意見を見る機会があると、児ポ法だけで政治家を支援していいものか?というものもないではありません。政治家にも色々意見もありますし、活動の幅もあります。国内だけでなく、国際的な活動に対しても意見がありましょう。
 で、よく目にする意見は、「民主・社民・共産は売国奴」とかいうものです。
 これは、対北朝鮮、対中国政策に関するものでしょう。確かに民主党には中国寄りの人間が少なからずいますし、社民党は北朝鮮寄りの色が強いのも確か。共産党に至っては、党名からして「中国の出先機関」とまで言われます。
 民主党は特に、北朝鮮・韓国政策に関しては、旧社会党メンバーの国内の在日組織との絡みもあったりして、なかなか上手く党内で活動一本化もできないというところはあるようです。
 確かに民主党も、全面的に支援できるかといえば、児ポ法支援者もいないわけではありませんし、その他の政策を見た場合、無制限に支援できたものではありません。
 が、そこは各自が、「この人なら」「この党の方針なら」と支援できるところは支援して、その他の政策においてはまた別途言うべきことは言う、そういう姿勢で対するしかありません。もし結果、「この人はちょっと支援できない」というのであれば、それは仕方ありません。
 政治家の支援というのは、単に目先の法案への対応一つで全評価が決まるわけではありませんし、総合的に見てしかるべきです。
 が、えてして無駄に規制したがる政治家はロクでもないのが多いのも確かですし、さすがに「ダメ政治家は誰だ」は国民にもそろそろ解ってきたんじゃないでしょうか?(笑)

 まあ、現自公政権がダメダメなのは目に見えてますし、もし自浄努力をさせたいのなら、「おまいら国民ナメとったら政権民主にとらせるぞゴルァ」という脅しをかけておく意味からも、もう一度政権から引き摺り下ろしておいた方がいいかもしれません。


・選挙終了、結果は……。(2003/11/11)

 選挙終わりました。自民政権そのままです……はぁ。
 戦後、二番目に悪い投票率とか。権利放棄している奴のなんと多いことか。中にはテレビのインタビューで、「家族で出かけていたから行かなかった」「なんとなく」「興味ない」なんて、クソバカな答えを平然と、顔を晒している奴らもいる。しかも、大学生ぐらいならともかく、いい年をしたおっさんがそういうことを平気で言う。
 日本はダメになったなあ、とつくづく思う。
 まあ、学生が選挙に行かないのはいいとしよう。私も学生時分は行かなかった。住民票とか移してなかったこともあって、投票地は地元で遠かったし。目の前の楽しいことの方が優先されていた。
 だが、社会人になってからは選挙行け。
 私も最初は興味はなかったが、それでもなんとなくでもとりあえず選挙は行ってきた。興味までもって、積極的に考えるようになったのはここ数年のことだが、それまでは自分の生活と政治がこれほど密着しているものとは知らなかった。
 ひとつには、自民が「わざと政治を解りにくくしてきた」のだと思う。税制や保険制度、色々な給付申請にしてもそうだ。法にしたって、いつのまにか規制がスタート、なんてことも少なくなかった。
 それが全て、国民のために良いことならいい。が、しかし、議員や官僚など公務員には好都合で、国民には負担を強いる法ばかりが決まってきたのが実態である。
 それに、国民が無関心でいることは、政治を動かす者には非常に好都合だ。
 無関心でいれば、その間に好き勝手に出来るからだ。
 事実、自民党政権はかなり好き勝手にやってきた。国民年金の保険料を一兆円以上も無駄遣いし、責任をとらずに次々天下りしては税金から何千万、時には一億以上の退職金を次々掠め取る。議員を10年勤めれば、それだけで最低412万の議員年金が終生ついてくる。もっと勤めればもっとあがる。支払った保険料はその1/10だけだ。国民は、支払った保険料の元がとれなくなるかもしれないというのに。
 その他、ここでは書ききれないほどの特権を、国会議員はむさぼっている。私が知る限り、その特権に言及し、これを良しとせず放棄したのは、民主党の河村たかし議員だけだ。社民党だって、立派なことは言っているが、結局秘書給与流用などを党ぐるみでしている。この秘書給与流用の件も、あれ以上追求されてはいない。追求したら、おそらく国会議員の半数は議員辞職に追い込まれるだろうし、過去に遡ったらどれだけの元議員が逮捕されるだろうか。
 ……まあ、ここで言っても仕方がないが、こういうことがあるということだけは知っておいて欲しい。
 しかし、次の参議院選挙ぐらいは行ってくれ。ここでは自民を落としてくれ。でないと、また愚暗政治の数年が始まることになる。
 安定多数を衆参双方で自民に与えたら、連中は何でも規制し、何でも貪る利権政治を喜んで推し進める。小泉なんてその急先鋒とみて間違いない。口ばかりは達者で何も動かない、歴代の詐欺師政治家と肩を並べる。森よりはマシな程度の政治屋だ。族議員なんてのはもっととんでもない連中だろう。
 あんなのに政治を任せた結果が今のこの日本だってのが、何で理解できないのか、不思議でならん。
 ……本当に、バカばっかになったな、日本人。
 せめて、ここを読んでいる諸兄は「俺をそんなバカといっしょにするな」と怒る気概と、日本の未来を憂える知恵の持ち主であることを願うのみだ。


・衆議院選挙直前・児ポ法/青環法改悪阻止のための投票基準は?(2003/11/5)

 どれだけの人がここを読んでいるやら知りませんが、選挙での人の選び方について、一人でも広く知らせるために転載しておきます。
 ジポネットMLより。
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注:これはAMI―MLから転載したものです。

カマヤンです。比例区での投票モデルを考えてみました。
今回の衆院選での原則をまず記します。

 1;民主党・社民党の党勢が伸びると、私たちに有利になる。
 1-1:民主党現執行部の重要人物が枝野さんなので、現執行部体制で民主党が勝利すると、枝野さんの党への発言力が増す。

民主党の党勢が伸びるのは、私たちにとって有利である。
民主党内の「規制派」意見は、枝野さんが執行部権限で党の見解にしないことは可能だ。現在まで実際そうしてきた。
民主党が敗北すると、執行部交代となり、民主党では党内「規制派」の意見が台頭すると想像する。

 1-2;社民党執行部の福島瑞穂・保坂展人も、私たちの味方である。社民党の統制が伸びるのは、私たちにとって有利となる。
 2;自民党への投票は、「青環対法」「児ポ法改悪」「個情法」「出会い系サイト規制法」へ信任投票することになると考えていいと思う。

石塚さん・本多さん・保坂さん・枝野さんを、仮に、最重要候補だと呼称していいと思う。
石塚さん・本多さん・保坂さんが当選するには、比例区/ブロック制を上手に駆使する必要があります。

比例区ブロック基礎知識を、以下に書きます。
・北海道ブロック 比例区8議席 北海道
・東北ブロック 比例区14議席 青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島
・北関東ブロック 比例区20議席 茨城・栃木・群馬・埼玉
・南関東ブロック 比例区21議席 千葉・神奈川・山梨
・東京ブロック 比例区17議席
・東海ブロック 比例区21議席 岐阜・静岡・愛知・三重
・北陸信越ブロック 比例区11議席 新潟・富山・石川・長野・福井
・近畿ブロック 比例区30議席 滋賀・京都・大阪府・兵庫・奈良・和歌山
・中国ブロック 比例区11議席 鳥取・島根・岡山・広島・山口
・四国ブロック 比例区6議席 徳島・香川・愛媛・高知
・九州ブロック 比例区21議席 福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄

たとえば、石塚さとしさんが当選するには
 1;静岡市での小選挙区得票がある程度石塚さんにある
 2;岐阜・【静岡】・愛知・三重での【社民党】への比例区票が、ある程度あるこの二つの条件が必要です。
静岡市に知り合いのいる方は、小選挙区で石塚さとしさんへ投票下さるようお願いをして下さい。
岐阜・【静岡】・愛知・三重お住まいの方は、石塚さんの当選可能性を増やすために、ぜひとも比例区では【社民党】を記入下さい。

以上の考え方の元、【比例区】での投票モデルを考えてみました。参考にされてください。

〔1〕比例区を「社民党」に投票するのが望ましいブロック
 1;東海ブロック(岐阜・静岡・愛知・三重)比例区。石塚さとしさんの当選可能性が上昇します。
 2;東京ブロック比例区。原則的に、「社民党」へ投票下さい。
 東京比例区には、社民党には保坂展人さん(東京6区/世田谷区。前回比例区復活当選。)、民主党には石毛えい子さん(東京23区/町田市・多摩市。前回比例区復活当選)がいます。
 (山花郁夫さんへは小選挙区で投票下さい。三鷹市・調布市・狛江市・稲毛市の方は、山花郁夫事務所へカマヤンから紹介させていただきたいので、宜しければカマヤンへ連絡下さい)
 3;近畿ブロック(滋賀・京都・大阪府・兵庫・奈良・和歌山)比例区では、原則的に、「社民党」へ投票下さい。
 近畿比例区には、社民には中川智子さん・北川れん子さん・植田むねのりさんがいます。
 民主だと中村てつじさんがいます。今回、家西悟さんはいません。
 4;南関東ブロック(千葉・神奈川・山梨)比例区では、原則的に、「社民党」へ投票下さい。
 南関東比例区には、社民党の原陽子さん(神奈川14区/相模原市・社民・前回比例区復活当選)がいます。
 5;九州ブロック(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)比例区では、「社民党」へ投票下さい。
 九州比例区には、今川正美さん(長崎四区/佐世保市・平戸市・松浦市。社民。前回比例区での復活当選)がいます。

〔2〕比例区を「民主党」に投票するのが望ましいブロック
 1;北関東ブロック(茨城・栃木・群馬・埼玉)比例区。本多平直さんのいる「民主党」へ投票下さい。
 2;中国ブロック(鳥取・島根・岡山・広島・山口)比例区。菅源太郎くんのいる「民主党」へ投票下さい。
 3;東北ブロック(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)比例区。斎藤淳さんのいる「民主党」へ投票下さい。
 4;北海道ブロックでは、原則的には、「民主党」へ投票下さい。北海道比例区には、金田誠一さんがいます。

 以上の投票モデルを参考として、不在者投票制度などを駆使して、投票権を活用下さい。
 また、できましたら、この投票モデルのメールを、マンガ好きなご友人へ転送下さい。

************************************** ここまで */

 11/9(日)の投票日まであとわずかですが、事前に「誰に投票しようか」としっかり調査している人は少ないでしょう。
 しっかりした意見を持っていて、支持者も支持政党も決まっているという方は、そちらへ投票してください。
 しかし、「どこに投票したって同じだよ」とか「どこに投票したらいいのかわからない」という方。
 そして、本ページの趣旨である、表現規制には反対の方。
 上記基準を一読して投票してくださると非常に有難いです。
 これでも良くわからない方は、基本的に「民主党(もしくは社民党)」に投票してください。
 少なくとも、自民党に投票したら規制がどんどん進むと思ってください。


・東京都暴走開始!? 条例改悪で「マンガを規制せよ」!(2003/11/4)
 ジポネット・ムラクモ氏より。
/***************************************
なんと東京都が都条例を改悪し、ジャンプやマガジンなどの漫画を規制する、というのです!
『包括指定』という制度をつくり、性描写、暴力描写(格闘・戦闘シーンなど)が一定割合で含まれる と自動的に有害指定するようにするのです。
指定された漫画は未成年に売れません。つまり未成年はジャンプやマガジンの漫画が読めなくなるのです!

またコミケのやおい、エロ同人誌も有害指定されますから、それを理由にコミケが開かれなくなるかもしれません。
こんな暴挙は許されるものではありません。
そこでどうすればいいのか、緊急アピールHPをリニューアルしました。

東京都の人もそうでない人もぜひ読んでください!
緊急アピール!(ちょっと下の方)
************************************** ここまで */

 これについては誰が言い出したのやらわかりませんが、児ポ法に絡んだ都議員がやってることは確実です。まあ石原も絡んでいるでしょう。いかにもやりそうだし。
 東京都条例で決まった場合、都内でこれにひっかかる出版物(「不健全図書指定」を受けた出版物)は店に並ばなくなります。これは相当キツいです。多分コンビニや駅売りでは普通に週刊漫画誌を並べることが出来なくなり、出版界への打撃は相当なものになるのではないかと……500万部を売る週刊誌も、部数半減するかもしれません。下手をすると廃刊です。
 秋葉、新宿、池袋などにある名だたるヲタショップは全滅の可能性があります。同人ショップなんかも、一時期のように手入れが入ったりするかもしれません。そうなったら常連さんは行き場を無くすでしょうなぁ。
 また、江東区にあるビッグサイトもその規制地域内ということで、コミケも規制対象になる、ということらしいです。となると、サンシャインもヤバい?
 まあ、ここらのイベントは一部「未成年お断り」ってことにしたり、成人と未成年を分けるゾーニングである程度クリアできるとは思いますが、果たしてどうなることやら……。
 私は都民ではありませんが、これはかなり困りものです。真似する自治体も出てくる可能性も大です。特に都民の皆さんは、都議会の動向を注意しておきましょう。石原発言にもね。
 こんなクサレ条例で、日本が世界に冠たる文化を潰すようなことがあってはなりません。

 本件に関する抗議メールと抗議電話は以下で受付中(AMIの山口貴士弁護士より)。
 電話でなくとも、イヤミたっぷりの抗議メールを送ってやるだけでも、反対の声ということで効果はあります。
 ただし、「電波」な内容ではなく、きちんとした「抗議文」を送りましょう。匿名もダメです。本名を名乗り、自分の連絡先(メールアドレスでOK)を表記すること。一方的なイヤガラセとしか見られない文では、スパムやウイルスメールと同じです。「見知らぬ相手に手紙を書く」場合と同じです。一応の「形式的な礼」だけは忘れないように。
 あちこちで言われていますが、「社会的抗議」は「誹謗中傷」とは違います。一方的に自分の意志を押し付けるのではなく、相手方のルールや礼儀に則らなければ、無視されます。それでは何も変わりません。
 常識を持った「一人の人間」として抗議してください。

 東京都生活文化局都民協働部青少年課(S0000578@section.metro.tokyo.jp)
 tel 03-5388-3172


・自民党マニフェスト(2003/10/27)
 自民党、やっぱりきましたね。最大の改悪政党です。
 今度の総選挙でもっとも注目されている(……はず)のマニフェスト(政党公約)で、自民党は青環法の改悪を早期成立することをマニフェストに盛り込んできました。
 ……やっぱり自民はクソの集まりです。
 北朝鮮では事態の進展を人気取りに利用し、それが終わると川口のような無能をそのまま据え置きにして静観。アメリカ追従姿勢でイラク戦争支援のムダ金をアメリカに貢ぐ。2万以上ある特殊法人は200しか減っていない。道路公団のムダも未だに解消されない。郵政民営化なんて、国民的になんのメリットもないものにだけ心血を注ぐ。保険料は何兆円もムダに使って、誰も責任をとらない。官房長官は「官は間違いを犯さない」なんて堂々と会見で言ってのける超がつくバカ。
 一方で、やることのない下っ端議員は、暇つぶしに国民の締め付け(青環法他の改悪)こそ進めても、不法入国外国人の取り締まりは現状で放置、そして身内の公務員の犯罪行為については内部処理かゆるゆるの注意以上のことはしない。それで自身の高い給料や手当てや福利厚生や年金制度などは充実させる。
 ……要は自民政治ってのは、長期続いたことで、自分の権利を手厚く擁護することしかすることがなくなってきてるんです。しかも、「自分たちは安定して政権に居座っていられる」という過信が緩みとなり、官僚も「今までのやり方で十分やっていける」と思い込んでいるのです。
 やっぱり、「気を抜けば政権からすぐに引き摺り下ろされる」という緊張感のない政権は、不要な瑣末なことに目を向けるようになるのでしょう。
 村山や細川政権のときは緊張感があったんでしょうが、それ以降野党もだらしないっちゃだらしなかったんです。
 しかし今回は、さすがに自民の薄っぺらな政策に国民も気づき始めていると思います。……いや、そう思いたい。そうであってくれ。
 このまま自民独裁を続けさせたら、状況は同人の世界に限らず、日本全体良くならないのです。
 「自分たちはこのままずっと日本を支配しつづけられる」という自民党の幻想を打ち破らない限り、この問題もずっと付いて回り、いつかアングラ活動のようにさせられてしまいます。
 政党が「政権奪取」「国民のための政策作り」に眼を向けるようにならなければ、こういった「国民統制」に必ず目が向いてきます。
 そんなことを許さないためにも、一度自民を政権から引き摺り下ろし、危機感を植え付けておかねばなりません。
 皆さんも一度よく考えて、選挙には必ず行ってください。最寄の投票所で10分もかからずに終わります。どこかへ出かけるついでに、夕方帰りがけにでも間に合います。
 必ず、反対の意思を表明してください。
 少なくとも、「自民党に一票」だけは勘弁してください。それは改悪推進派のすることです。
 小選挙区の、規制反対を確実に掲げている議員に直接投票するならともかく、比例区では自民党名簿に従って票が配分されます。その上位には、ほぼ規制推進派しかいません。
 比例区では、絶対に自民党への投票は止めてください。

※解説しておきますと、「小選挙区」というのは、議員個人を選出する投票形式。
 「比例代表区」は、「政党に投票する」形式。こちらは政党が議員を名簿の順位に従って議会に送りますので、有権者は議員を選べません。政党が、自分に有利な議員を送り込むだけです。

・衆議院解散、そして総選挙。(2003/10/15)
 さて、予想された衆議院選挙がやってきました。
 下記の動きはこの選挙によって中断しましたが、良い機会です!
 まだ選挙まで時間があります。児ポ法を改悪して一部の政治屋に都合のいい規制にしないためにも、今回の選挙で改悪推進派議員に投票しないようにしましょう。改悪反対派議員がいたら、是非投票してください。
 国民の意志を示すための重要な選挙ですので、必ず選挙には行きましょう。
 出来れば一度、自民を政権から蹴り落としてやれば、もう児ポ法どころではなくなるはずでしょうし、進展しない構造改革や景気対策・税金年金問題を進めるためにも、民主党に政権をとらせてやるのも手かもしれません。
 皆さん、じっくり考え、各政党や候補者の掲げるマニフェスト(公約)をよく見て、間違っても「青少年の有害環境対策」を掲げるような候補者には投票しないよう願います(このタイプの公約を掲げる候補者は、「児ポ法改悪に反対」という明確な主張がない限り、児ポ法改悪推進派と見て間違いないです)。
 特に女性候補者に投票しようとしている方、候補者の主張には注意してください。迂闊に投票して実は改悪推進派だった……なんてことのないように。


・国会審議なしに採決……は見送られたが。(2003/7/11)
下記「国会審議なしで採決」ってのは見送られることになったそうですが、別の問題が浮上してきました。
ジポネット・ムラクモ氏より。

/*** ここから ****************
せっかく審議無し可決を免れた児ポ法改正案ですが、その後の規制推進派の圧力により、法務委員会じゃなくて、青少年等特別委員会に付託されそうなのです。

ソース:http://jbbs.shitaraba.com/news/bbs/read.cgi?BBS=410&KEY=1055996266&START=75&END=80&NOFIRST=TRUE

青少年等特別委員会に付託されると児ポ法は人権問題じゃなくて、風俗・教育問題として扱われますから、「エロゲー、エロマンガは風紀を乱すから禁止!」つー方向に変質しかねません!

今回の改正で創作物規制を逃れても、これでは次回改正でバッサリやられる事は確定です!
皆さん、いそいで抗議して下さい!

どうすればいいか等は、
(児ポ法改悪!?緊急アピール!http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/6372/)
を参照して下さい。
********************** ここまで ***/

 うーむ、人権問題からでは勝ち目がないと踏んだのか、より一層感情論に訴えやすい方向から規制を進めようって腹だな。
 今の若年層の犯罪発生率の増加をこれに結び付けて規制しようってことでしょうが、時代の流れについてこられない年寄りが「これはけしからんから規制すれば社会は良くなる」ってゆー一方的な思いこみだけで社会を動かそうとするってこと自体に問題があるんだろうに。
 一番簡単なのは、今年末にあるとされる総選挙で、自民党系議員を当選させないことですな。もちろん、政策方針で味方になってくれそうな人物は、党派超えて推すべきだけど、少なくとも自民党議員の女性議員、ここらは大半規制しようって動きらしいし。
 どうせヤツら、今までのの事例からも政治中枢に置いておくとロクなことしやがらねえからなー。
 選挙の前には、自分の選挙区から誰が出ているかをハッキリ見極め、その主張がいったいどういうものかを理解した上で投票することをお勧めします。
 上の「緊急アピール!」のとこを読むと、どういった主張が賛成派か反対派かが読めるようになりますので、選挙前にはそこを見極めましょう。
 「どうせ誰に入れても同じだよ」と思っている方、それならこれをポイントにしてもいいかもしれません。


・国会審議なしに採決か?(2003/6/19)
 国会が40日会期延長されました。それに伴い、緊急の通過はとりあえずなくなりましたが、7月末にはまた同様の危機が迫っています。
 時間的余裕が出てきた状態ですが、夏コミ前にあんまりやな決定してもらいたくねーなぁ……。


・国会審議なしに採決か?(2003/6/14)
 まだ自民党は諦めてなかったのです。
 しかも今回は、ずっと陰で動いていたらしく、今まで動きがつかめなかったそうで、この土壇場で、審議なしに採決ということを目指しているとのことです。

 (注:与党が数で「強行採決」するのではなく、野党とも事前合意の上、「あまり重要な法案でないから」と資料配布のみで通してしまうのが「審議なし採決」だそうです)

 当面、我々が最も危惧するマンガ・アニメ・ゲーム関連の規制は免れましたが、今回のこれは3年後の見直しを含めて、さらに厳しい状況(単純所持・配布目的でない単純製作も罰則対象とする)も盛り込まれることになるということです。
 また、今回の規制に関しては、肝心の「被害児童のケア」などは一切含まれず、単に議員の個人的な道徳観を押しつけるような内容であることも言われています。
 ですので、またも皆さんにアクションをお願いしたいということです。以前と同じく、手紙、FAX、メールによる意見書を追加して出して頂けると、今回の審議なしでの採決も止められる可能性が大きくなります。
 ただし、大至急です。6/18には密室で審議なしに採決される可能性が非常に大きいのです。

 簡単に今回のポイントを書きますと、下記にも示してある注意点を踏まえた上で、

・国会審議なしに採決するとはどういうことか、いかな法案であれ、正しく公開の場で、問題点を洗い出して、国民に解るように徹底的に審議することが必要である。
・人権保護が目的であるのに、被害児童の保護が法案に盛り込まれないのはどういうことか。

 などを意見として加えて頂けると効果的だそうです。
 特に本法案は超党派法案であり、自民党一党で提出したものではなく、また与党の中でも公明党が人権問題に非常に敏感であるため、与党である公明党が採決に反対すれば、再審議となることは間違いありません。

 意見の送付先などや文章に対する注意点詳細は、以下を参照してください。

http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/6372/(緊急アピール・6/14更新)

・児童ポルノ禁止法案の再審議についての新たな動き……の結果(2003/4/14)
 えーどうやら今回も「改悪は免れて」次回はまた3年後に持ち越し、ということらしいです(詳細は調査中)。
 去年11月に始まった改悪までにも色々活動があり、反対署名なども規制側が考えていた以上の数が集まったようで、今回もまた見送りとなりました。
 しかし、まだ規制はなくなったわけではなく、まだ尾を引きながらも当面の平和は確保された、という状態です。
 ですので、我々も「規制されずに済んだー」で済ませるのではなく、次回の規制に向けて少しずつ啓蒙活動を進めるとか規制反対運動を徐々に進めていくとか、「規制に対して時間的猶予が与えられた」というスタンスで活動することが必要となります。
 今後も忘れずに、この規制の経過を監視していく必要があります。

・児童ポルノ禁止法案の再審議についての新たな動き(2003/4/8)
 児童ポルノ禁止法案に新たな動きがみられるそうです。
 北朝鮮問題が膠着し、イラク戦争も決着の方向で動き始めたので、どうもこちらにも目を向ける余裕が出てきたようです。
 どうやら、この6月あたりまでに、去年11月に決まらなかった本法案の変更を行おう、という動きがあるようです。
 また、本法案の反対に回っている議員に対して、国会で妨害行動にまで出ているという情報もあります。
 今度は、ちょっと真剣にかかっていかないと本当にヤバいかもしれません。

 その情報を受けて、こちらに詳細情報である「緊急アピール」が掲載されました。

http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/6372/(緊急アピール)

 本件に関して直近の詳細情報がありますので、ご一読頂いて、対策を講じていただけるとよろしいかと思います。
 現在、態度を決めかねている議員や規制推進派に対する意見書(手紙、FAX、メール)などを出すことによって、この妨害をやめさせ、規制反対を訴えていこうというアピールを出しています。
 手紙、FAXなどアナログな文面の方がインパクトが強く有効であるということです。もちろんメールでも有効なことには違いありません。
 ただし、文面には十分ご注意ください。デムパな内容や一方通行的な意見、自己中心な意見を押し付けても、無視されます。
 相手は、こちらを票になる有権者であると認識しなければ、無視します。ですから、礼儀、無意味な規制拡大反対に対する理論だった文章(ただし法案自体への反対ではなく、漫画・アニメなど表現規制への反対を主張)を中心に、政治的な意見を交えると、重要な有権者からの意見とみられるようです。

 私なりの法案規制反対の論点を挙げておきますと、

 ・「児童ポルノ禁止法」は、実在の児童の人権保護が目的である。
 ・漫画やアニメなどに登場する、人権保護の対象外になっている「架空の人物」に対しては、本法を適用する意味がない(誰の人権を保護するのか?)。
 ・ゆえに、この適用外対象に対して規制をかける根拠は法的には存在せず、また人権保護という目的も達成されない。
 ・つまり、本法案を変更して、規制を架空の人物の絵にまで適用することは、「人権保護を名目にした表現規制である」と言わざるを得ない。
 ・この表現規制こそ、「児童ポルノ禁止法案の拡大解釈による表現の自由の侵害」であると判断する。
 ・実在の児童の人権侵害には反対するが、このような「単に嫌いだから反対」「ついでに規制強化しようという意図」ともとれる、拡大解釈による規制強化には反対する。

 つまり、敵の法案改正こそが「人権侵害」にあたるという論法です。
 また、児童ポルノ禁止法案の「本当の意図であるところの人権保護には賛成」という態度は明確にしておきましょう。「規制の無意味な拡大解釈には反対する」という態度です。

 また、私が着目するのは、規制強化によって出版不況が拡大する可能性です。
 現在、日本は世界一漫画出版点数の多い国で、その出版数も毎月数百点にものぼります。その市場規模も相当なものです(詳細は未調査ですが、一千億円以上の市場でしょう。正確な数字は要調査)。
 これに規制がかかると、現在の漫画の主流である、毎週数百万部を発行する巨大な少年漫画市場にも少なからぬ影響が出るし、これに続く少女漫画市場、また青年向け漫画市場や成人向市場などにも大きな影響が出る。
 特に出版関係者は、これが更なる表現規制に続くかもしれないと、非常にこの法案の動向を警戒している。
 また、日本が世界に冠たるゲーム市場でも、この規制は影響を及ぼす可能性がある。
 日本が唯一、世界のトップを走る文化メディアである漫画、アニメ、ゲームの3メディアを、自身で規制し、日本独自の産業を縮小させるような愚行を、日本を率いるはずの政治家自身が行うのか?
 このデフレ不況の最中、市場拡大政策をとるなら解るが、市場縮小政策をとるのは、経済推進を旗印に掲げている与党政策に反することになりはしないか?
 この不況の中でも、市場規模を比較的維持し続けている優等生市場である漫画産業を、市場活性化を謳う政治家が、市場縮小を推進させるような政策を支持するのか?

 ……といったところでしょう。
 もちろん、このまま書いてはいけません。こういった内容を、「自分の言葉で書いて」送ってください。
 もっと他に反対の根拠となる事例があったりすれば、そちらを書いていただいても結構です。

 とにかく、この動向には今後も注意していこうと思います。

・2002.11.8
 1999年に制定された児童ポルノ禁止法が、この11月からの審議で「改悪」されようとしています。
 その内容は、みなさん概要はご存知かと思われますが、「未成年に見える少年少女の性的描写(もしくはそう見える描写)は一切禁止」とする、というものです。
設定上の年齢云々ではなく、「そう見えたら全てアウト」というものです。
 その描写というのも、恐らく「スカートがふわりと翻って腿が露わになる」でもアウトとなるでしょう。当然パンチラ・ブラチラも一切ダメってことになります。エロなんかほぼ壊滅です。

 こんなバカな法案を通すことで、自由な思想や発言を規制されるのは我慢ならん。
 これは言論思想統制であり、専制、旧日本帝国時代への逆行の始まりである。
 日本は民主主義国家であり、共産主義でもなければ北朝鮮のような独裁国家ではないのだ。

 現在、北朝鮮問題や経済対策などが優先されているため、表立った動きは出てきていませんが、
延長戦に突入しているだけなので、敵は諦めたわけではありません。
いわゆるメディア規制法案の一環としてこの規制を推進しようとしています。
 ちなみに、敵は自民党の中に一番厄介なのが潜んでいます
自民党のサイトの細かい活動報告の中に、本案件に関わる経過がちょっとだけ出ていました(デイリー自民、11/7より)

 とにかく、反対の意志表明をする方法はいくつかありますが、署名・直接の書簡(メール)が最も有効だと知っておいてください。
特に、手紙・FAXは非常に有効だということです。
 これをやったからといって、公安にマークされたり危険思想の持ち主として逮捕される、なんてことはありません
(やったらただの弾圧ですし、公安はΩやら北朝鮮問題で大忙しで、ここまで手が回りません)。

署名はコミケ以下各種大型イベントで執り行っていますし、メールはJSS(↓)に詳細な出し方が紹介されていますので、
それを参考にするとよいかと思います。

以下のサイトにて、この「改悪」に関する情報が流れています。
掲示板もありますので、意見のあるかたは一筆意見を書いていくのもいいでしょう。

■ジポネット(消滅)
JSS(休止)
連絡網AMI−Web(停滞中)
グリーントライアングル
ANAL GRIND(「反ヲタク国会議員リスト晒し上げキャンペーン実施中」)
カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの虚業日記
児童保護の名を借りた憲法侵害を許すな